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これから飲食店を始めたい貴方へ~狸の気ばらし版~
狸の気ばらし 山田です。
仕事終わりに、SNS を見ていたら、
飲食業界で僕が絶対的に信頼する先輩のブログ で
「これから飲食店を始めたい貴方へ」という文章に僕が登場してました
非常に嬉しいことです
それを受けまして、僕の経験から
これから飲食店を始めたい人に何か言えるかなぁと思う事を
書いていこうと思います。
注:長文です。
結論から先に書くと
・顧客の選択肢に入る価値を持つ
・組織に対抗するには偏向するしかない
・費用対効果を高める努力を持続する
・失敗は反省、だが後悔しない心意気
僕はおよそ10年前、知人に誘われてこの業界に入りました
僕の飲食経験は、大学時代のアルバイトのみ
誘った知人の共同経営者として僕は補佐役のつもりでした
つまり、飲食に積極的じゃなかったんです
なので、お金はこれぐらい用意しろ、とか
事業計画は綿密に、とか具体的な話は言えません(笑)
当初は居抜きで引き継いだ形態のまま、焼き鳥屋さんでしたし(笑)
詳細は省きますが、半年も経たずに
知人が共同経営者でも無くなり
縁も切れました
結果、僕が全ての責任者になりました
僕は途方に暮れました
ご存知の通り、立地も微妙
駅近物件にも、もちろん焼き鳥専門店はあります
つまり、競合相手は確固たる地盤がある
当時、組織のトップとしても僕は未熟
売上もよろしくない
スタッフさんにもなめられっぱなし
いや~、焼き鳥屋さんでは無理
が正直な感想
このまま飲食店を続けるのならば
何か近隣の同業者とは異なる要素が必要だな
そう考えました
たまたま、僕は沖縄に何年間か住んでいました
そして、新さっぽろ駅界隈では沖縄料理を出す店が皆無でした
これは、僕の経験にすがるしかないな
そう思って沖縄料理を稚拙ながら始めたのがキッカケです
先述の
・顧客の選択肢に入る価値を持つ
という事を先ず第一に求めました
近隣では、焼き鳥、というジャンルではあっても
沖縄料理、というジャンルは誰もやっていない
そこに、外食する人にとって当店が選択肢に入る可能性を見出したのです
その後、ある程度は沖縄居酒屋として手ごたえを持ちつつ
焼き鳥もやってましたが
当店のウリは
沖縄と焼き鳥
どっちなのか、という壁にぶち当たりました
後日、大手焼き鳥チェーン店が近隣で開店する前でしたが
・組織に対抗するには偏向するしかない
という個人店の限界を悟るタイミングで焼き鳥を辞めたのは幸運だと思います
僕が選択したのは、沖縄料理でした
そんな中、近所の飲食店の店主と知り合いました
そう、冒頭の「これから飲食店を始めたい貴方へ」で、
僕を取り上げていただいた先輩です
※今は新さっぽろとは違う場所で営業されてます
この先輩とは、仕事終わりに朝まで何度も語らいました
飲食はもちろん、様々なジャンルも
沢山の事を学びました
この人と出会わなければ
僕は飲食業を途中で諦めたと思います
その先輩は
・費用対効果を高める努力を持続する
という事を継続している人です
グランドメニューでも、固定したレシピではなく
より品質の向上を希求する努力をし続ける
その姿勢を教えていただきました
とまぁ、長々と書いていましたが
飲食店、特に個人店は
継続するのが大変です
体調が悪いと味覚が鈍るし
人間関係がトラブったりすると
モチベーションを維持するのが難しい
売上が低いと自分を否定された気になります
ですが
・失敗は反省、だが後悔しない心意気
僕は10年間、いろいろと失敗はし続けてますな
ホント、いろいろとね(血涙)
未だに 20年近く年下の大学生スタッフさんに
店長はだまされやすくて心配
とか言われております(´Д`)
まぁですが
それは僕がバカだったからね
そう思います
後悔することもありますが
そこで思考停止しても
誰も助けてはくれません
はっきり言って、
自己責任
これから飲食店を始めたい貴方へ
つらつらと書いたこの文章を読んで
将来、失敗した!と言われても責任は負いかねます(笑)
それでは、本日も元気に生きております!